今年もやってきたCBDアドベントカレンダー2026!
去年に続き4月のトップバッターを務めさせていただく710 Network代表 鈴木トムです。
今回はアメリカ・オレゴン州にあるCBDラボ「Laurelcrest」を視察してきました!
これまで何度もオンラインで打ち合わせを重ねてきた相手と、ついに現地で初対面。
しかも今回は、実際のラボの中までしっかり見せてもらえるということで、出発前からかなり楽しみにしていた訪問です。
とはいえ、今回のアメリカ出張にはたくさんの困難を伴いました笑
到着早々ちょっとした事件もあり、道中もなかなか一筋縄ではいかず。
でも今となっては、それも含めて最高の思い出。
ちょうど21歳だったのでアメリカの法令に則りお酒もディスペンサリーも楽しめたぞい。
そんな4日間の空気感も交えながら、Laurelcrestのラボで実際に見たこと、日本向け原料づくりへの本気度、そして「やっぱり足を動かすって大事だな!」と感じたことを、ゆる〜くレポートしていきます。

まずは目指すオレゴン州!ラボ視察の旅がはじまるまで
もともとの予定変更がいろいろ重なった結果、気づけば飛行ルートがかなりすごいことになっていました。
行きは
日本→カリフォルニア→オレゴン→ワシントン→オレゴン
帰りは
オレゴン→カリフォルニア→日本
なんでこうなったー!という感じですが、西海岸全部通れるなら結果オーライ!笑(神奈川から埼玉まで横断するイメージ?)
しかもアメリカ到着後は、カリフォルニアで思わぬ入国トラブルも発生。
(冷静に考えたらCBDサンプル40個も持っていったらそうなるよね。。。)
ここを深掘りするとそれだけで1本書けてしまいそうなので今回は省略しますが、なかなか平和なスタートではありませんでした。
でも、こういうバタバタも旅の一部。気持ちを切り替えて、今回の本来の目的地であるLaurelcrestへ向かいます。
ちなみに乗り継ぎ途中で立ち寄ったカリフォルニアのディスペンサリーでは、CBD製品も普通に並んでいたのですが、価格を見てちょっとびっくり。


THC製品と同等くらいの値段で、日本のCBD市場と比べても同じくらい、もしくはそれ以上に感じる価格帯でした。
「原産地アメリカならCBDがもっと安いのかな?」なんてイメージを持っていたので、これはちょっと意外な発見です。
雨と霧の高速道路を抜けて、Laurelcrestのある町へ!

Laurelcrestのあるオレゴンへ向かったのは、ワシントン州からの横断ドライブ移動でした。
クライアントに運転してもらい、高速道路をひたすら南へ!
車内では音楽を流して、カープール(車でカラオケ)状態。
移動中なのにやたらテンションが高くて、「これぞアメリカのロードトリップ!」という感じでした笑
ところが途中から天気が一変。
大雨と霧が出てきて、一気に視界が悪くなる。
さっきまで陽気だった車内も、シリアスな景色。
個人的にはちょっとだけ映画「Fear and Loathing in Las Vegas」みたいな気分でした。
それくらい非現実的な空気感。
(知る人ぞ知る伝説の映画)
途中でコンビニ休憩を挟みつつ、夜になってようやくラボのあるオレゴン州へ到着!
到着時間も遅かったので今回泊まったのは、McMenamins Hotel Oregonという100年以上の歴史があるホテルでした。

これがまた面白いホテルで、館内にはトリップ系なアートがたくさん飾られていて、普通のホテルというより、どこか不思議な館に泊まりに来たみたいな感覚。
到着したのが夜の良い時間でしたので、屋上のレストランバーで夜景を見ながらビールを楽しんで、「ああ、やっとここまで来たな〜!」とひと息ついてその日はすぐに就寝。

そして翌朝。
今日はいよいよLaurelcrest訪問。。。の前に、まさかの小トラブル発生。
自分の部屋にはバルコニーがついていたのですが、ドアを閉めると自動ロックされるタイプだと知らず、見事に外へ閉じ込められました。。。
「え、マジで?」と焦りながら、なんとか携帯でフロントに連絡して救出。
あのとき携帯を持っていなかったら、朝から終了のお知らせが流れるところでした笑
ついにCBDラボLaurelcrestへ突入!画面越しだった相手と初対面

そしてついに、今回のメインイベントであるLaurelcrestラボへ到着!
まず感動したのは、これまでオンライン通話でしか会ったことのなかったメンバーと、ようやく現地で顔を合わせられたことです。
普段から打ち合わせをしていても、やっぱり実際に会うと安心感が全然違く、一気にビジネスとしての実感が湧いてきました。
しかもこの日に合わせて、わざわざカリフォルニア州から2社の代表も顔を出してくれていて、ちょっとした再会&交流の場みたいな雰囲気に。
ラボ視察ってもっと無機質なものを想像する人もいるかもしれませんが、実際はこういう人とのつながりの上に成り立っているんだなと改めて感じました。
お互いの紹介と小話を終えたら、しっかり制服に着替えてラボ潜入の準備完了!
いよいよみんなでLaurelcrestの現場内へ潜入です!

ラボは想像していたよりずっと大きかった件。
実際に中へ入ってまず思ったのは「でか!」
しかも外からは中が完全に見えない状態になっており、完全閉鎖状態でセキュリティへの頑丈さを感じました。
ラボの中はひとつの大きな空間というより、工程ごとにしっかり部屋が分かれていました。
大きく分けると、検査、研究、最終製品製造、アイソレーション、ディストレーション、倉庫、梱包など。
それぞれの役割がきちんと整理されていて、ラボ全体がかなり機能的に設計されているのが伝わってきます。

中にはさまざまなビーカーや液体、機材が並んでいて、雰囲気としては理科の実験室を100倍くらいにした感じ!
しかも一番大きい機械は、感覚的には3メートルくらいありそうなサイズ感で、近くに立つとなかなかの迫力でした。
テルペンが業務用冷凍庫でしっかり保管されていたのも印象的。
こういう保管や管理の現場を見ると、「本当にここで製造されているんだな」と実感が湧きます。

研究室では、カンナビノイド以外の新成分を抽出する実験も行っているとのこと。
単に今あるものを製造しているだけじゃなくて、その先の開発もちゃんと進めている。

そういう裏の努力が見られたのも面白かったです!
原料になる前の姿を見て、精製の意味がよくわかった!
今回の視察で特に印象に残ったのは、完成した原料だけじゃなく、その手前の状態まで見られたことでした。
倉庫には、原料化される前のクルードオイルやHTE(高テルペン抽出物)などが保管されていました。
今まで自分がよく見てきたのは、精製後のきれいなアイソレートやディストレートなので、元の状態を見たときは正直かなりびっくりしました。
「石油みたいに結構真っ黒な色!」というのが率直な感想です。

普段見慣れている「きれいなCBD原料」って、当然ながら最初からあの状態で存在しているわけではありません。
こうして原料になる前の姿を実際に見ると、精製工程の意味や重要さがすごくよくわかります。
ラボ偵察が終わったあとは日本向け原料の精製過程についても詳しく教えてもらいました。
日本に届く原料がどんな工程を踏んで作られているのか。
仕様書や説明だけではつかみにくい部分も、実際の設備や流れと一緒に見ると理解の深さが全然違います。
やっぱり原料って、完成品だけ見ていても本当のところはなかなかわからないですね。
その背景にある工程や管理体制まで含めて知ることで、見え方が大きく変わるなと感じました!
日本向け原料づくりに、本気で向き合っていたことが一番印象的だった
今回の視察で、710 Networkとして特に大きかったのは、Laurelcrestが日本向け原料に本気で向き合っていることを現地で確認できたことです。
ちょうど僕が訪れていたタイミングでは、Laurelcrestが部屋を増築して作っていた「アイソレーションルーム」が完成直前の状態でした。

粉末アイソレートの精製に関わる設備で、これが今後の日本向け原料づくりにも役立っていくとのこと。
これはかなりテンションが上がりましたね!
特に2024年以降の日本市場は、カンナビノイド原料に対して本当に厳しい基準(THC1ppm以下)が求められるので、技術や機械面でも様々な試行錯誤が必要です。
従来の方法のままでは日本基準をクリアできないからこそ、現地のラボがそのために設備を整え、実際に取り組んでいる様子を目の前で確認できたことは、ものすごく大きな安心材料でした。
ところでLaurelcrestはもともと、カスタム原料や最終製品の製造を得意としてきた会社です。
そして2024年からは、日本市場向け原料にもより力を入れています。

さらに、日本の厚生労働省が実施するてんかん患者向け特定臨床試験にも、ブロードスペクトラムCBD原料を供給している医療面でも活躍しているラボです。
こうした背景を知ったうえで現場を見ると、「ただ原料を作っている会社」ではなく、日本市場としっかり接続されているラボなんだということがよりリアルに伝わってきました。
面白かったのがLaurelcrestの社長が話してくれた本音。
「メキシコとの打ち合わせでは1% THCの話をするのに、その次に日本との打ち合わせでは1ppm THCの話をする。初めて耳にした時は頭を抱えたよ!」
と笑いながら話してくれたのですが、これはまさに現場の本音が詰まった一言だと感じました。
1%と1ppm。数字だけ見ても、1万倍違うのでとんでもない差です。
でも、その厳しさに対して「無理だ」で終わるのではなく、ちゃんと向き合って設備や工程を整えていく。その姿勢を自分の目で見られたことに、今回の視察の大きな意味がありました。

ラボ同士で支え合う、アメリカのCBD業界の一面も見えた!
Laurelcrestの中を見学しながら聞けた裏話の中で、個人的に面白かったのが、ラボ同士で使わなくなった機材を物々交換することがあるということ笑
「たまに一方的にもらうこともあるけど、使い道のない機械が置きっぱなしになって困ることもあるよ」と聞いて、すごくリアルな話。

ちゃんとした最先端ラボの話を聞いている最中に、こういう人間味のあるエピソードが出てくるの、すごくいいですよね。
ほかにも、残留物ありの原料を精製できないかと、別のラボから相談を受けることもあるそうです。

アメリカのCBD業界って競争が激しいイメージもありますが、ただライバルとして張り合うだけではなく、必要なところではお互い協力しながら回っているんだなと感じました。
業界全体がまだ発展の途中にあるからこそ、こういう距離感があるのかもしれません。
外から見ているだけではわからない、面白い一面でした!
ラボを出たあとに思った、やっぱり現地に来る意味
一通りラボの視察を終えたあとは、みんなでランチへ!
個人的にはこれもかなり楽しみにしていた時間です笑
アメリカンな食べ物とアメリカンなビールを前に、今後の方針についていろいろ話し合いながらひと休憩。
こういう時間って、ただ設備を見て回るだけでは得られないものがありますよね。

今回改めて感じたのは、現地に行く意味は単に設備を見ることだけじゃない、ということです。
実際に会って、同じ空間で話して、食事をして、空気を共有することで、相手の考え方や温度感まで伝わってくる。
オンラインでは十分にやり取りしていたつもりでも、やっぱり現場で得られる理解は別物でした。
これぞまさに、将来的な信頼関係の構築につながるのかなと。
CBDラボを「原料供給元」として見るだけでなく、「一緒に取り組むパートナー」として、より立体的に感じられたのは今回の現地訪問があったからこそだと思います。
バタバタだった4日間を終えて、日本へ!
気づけばもう夜。
翌日の便で日本へ帰る予定だったので、この日のうちにLaurelcrestのみんなとはいったんお別れしました。

最終日は、たまたま同じ時期にオレゴンにいた友人と遊ぶことになり、せっかくなのでアメリカといえば!なモーテルに初宿泊してみることに。
映画ではよく見るけど、実際に泊まるのは初めてです。
最終チェックイン時間を過ぎてしまってかなり申し訳なかったのですが、事前に電話で確認していたこともあり、フロントの方が残って待っていてくれました。
しかも嫌そうな顔ひとつせず、笑顔で迎えてくれて本当にありがたかったです。
むしろ遅れたのはこっちなので、残業していただいた申し訳なさでいっぱいでしたが。。。
いざ部屋に入ると映画で見るようなモーテルそのもの!
ワンルームアパートみたいな造りで、キッチンとお風呂もちゃんとあるし、友達と泊まるならかなり楽しい感じ。
でも正直、一人だったらちょっと泊りずらいかな笑
そして翌朝、オレゴンからカリフォルニアを経由して東京へ。
今回はアメリカ入国までのトラブルも多く、ずっとバタバタしていた4日間でしたが、振り返ってみると不思議なくらい濃くて、夢みたいな時間でした。

日本に戻れば、またいつもの日常です。
少し寂しさもありつつ、「またこうして現場を見に行きたいな!」と素直に思える旅でもありました。
画面越しではわからないことが、現場にはちゃんとある。
今回のLaurelcrest視察は、そのことを改めて実感させてくれる、とても大事な時間になりました。
最後に
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました!
なかなか触れる機会のない、CBD原料を製造しているラボの世界。
少しでもその空気感や面白さが伝わっていたらうれしいです。
今回の旅を通じて、自分自身もまたひとつ大人の階段をのぼったような気がしています!
画面越しではわからなかった現場の空気、人とのつながり、そして日本向け原料づくりに本気で向き合う姿勢を実際に見ることができて、より一層CBD業界への熱意が深まりました。
やっぱり、現地に行って、自分の目で見て、直接話を聞くことには大きな意味がありますね。
これからも710 Networkは、こうしたリアルな現場とのつながりを大切にしながら、信頼できる原料や情報を日本の皆さまに届けていきたいと思います!
またこうした視察レポートや海外での気づきも、楽しく発信していけたらと思っていますので、ぜひ今後もチェックしていただけたらうれしいです。
CBD原料やテルペン、製造ラボについてはお問い合わせページよりお気軽にご連絡ください!(大口の受注も設けております)
また皆さまとお話しできることを心より楽しみにしております。
