JIHE 2025出展を振り返る!|710 NetworkとCannvitalが見た日本ヘンプ市場の今

2025年11月14日〜15日に東京・LUMINE 0で開催されたJIHE(日本国際ヘンプエキスポ)に、710 NetworkはCannvitalと共同で出展しました。

2024年まで「CBD Journey」として親しまれていたこのイベントは、今回から名称を改め、より幅広くヘンプ産業全体にフォーカスした展示会として開催。実際に会場でも、CBDだけにとどまらず、麻という植物を軸にさまざまな製品や事業が集まっていて、業界の広がりを感じる2日間になりました。

僕自身、JIHEは毎年楽しみにしているイベントのひとつです。久しぶりに業界仲間と再会できたり、去年お会いした来場者の方とまた話せたり、初めてお会いする方と新しいご縁ができたり。ちょっと大げさかもしれませんが、個人的には年に一度の業界の同窓会のような感覚もあります。

今回は、そんなJIHE 2025の思い出を振り返りながら、710 NetworkがCannvitalと共同出展した理由、そして展示会で見えた日本市場のリアルなニーズについて、710 Network代表鈴木トム視点でお話ししたいと思います!


JIHE 2025は“CBDの展示会”から“ヘンプ産業の展示会”へ広がっていた

今回のJIHEでまず感じたのは、展示会の空気感がこれまでよりも大きく広がっていたことです。

以前のCBD Journeyは、その名の通りCBD事業にフォーカスした印象が強かったのですが、今回のJIHEでは、CBD製品だけでなく、麻の実が入った七味、ハサミ、さらに麻栽培事業者まで、かなり幅広い分野が集まっていました。

実際に会場を歩いていても、「これはもうCBDイベントというよりヘンプ産業の展示会だな」と感じる場面が多かったです。麻という一つの植物を軸に、こんなにも多様な人や企業が集まるのは、やはりこのイベントならではだと思います。

来場者数については、個人的には前年と比べて少し減ったようにも感じました。ただ、数えてたわけじゃないので、あくまで現場の感覚です。

それでも、会場の中で交わされる会話の濃さはむしろ増していた印象があります。海外の大麻業界で働く方のお話を聞けたり、日本の大学教授と話せたり、普段の生活ではなかなか接点を持てない方々と直接つながれたのは本当に貴重な経験でした。しかも、その場だけで終わらず、その後メールでつながれたことも大きな収穫です。

喫煙所の空気感も印象的でした。あの限られたスペースの中で、ユーザーも事業者も自然に話し込んでいて、ある意味、一番濃いコミュニティが生まれていたのは喫煙所だったかもしれません。真面目な話も雑談もできる、あのゆるくて親密な空気、すごく良かったです。


710 NetworkがCannvitalと共同出展した理由

今回、710 NetworkがCannvitalと一緒に出展したのには、はっきりした理由があります。

それは、Cannvitalの事業姿勢に強く共感したからです。

Cannvitalは、自社製造工場を持ち、さらにISOやcGMPなどの認証取得にも取り組んでいます。単に原料を作るだけではなく、製造体制や品質管理まで含めてしっかり向き合っている。その姿勢に、まず大きな信頼を感じました。

さらに印象的だったのは、日本の法基準に対して非常に積極的だったことです。海外企業の中には日本市場に関心を持っていても、法規制や実務対応の部分まで本気で向き合う企業ばかりではありません。

その中でCannvitalは、社長自身が日本進出に対して前向きな意思を明確に示していて、「ここまで日本市場に本気で向き合ってくれるんだ」と僕自身かなり感動しました。

だからこそ、710 Networkとしても、「この会社と一緒に、日本市場に本当に必要とされる原料を届けたい」と自然に思えたんです。ただ一緒に出展したというより、同じ方向を見ているパートナーとして共同出展したという感覚のほうが近いです。

ちなみに会場では、Cannvital社長がアメリカ企業の知り合いと再会して、とても嬉しそうにしていたのも印象的でした。展示会は商談の場であると同時に、人と人が再会する場所でもありますね〜!


Cannvital出展の最大の強みは「食品通関済み・日本新基準対応CRD原料」

今回の出展で、Cannvitalの最大の強みとして打ち出したのが、食品通関済み・日本新基準対応のCRD原料です。

2024年のTHC基準値法改正以降、日本市場では「ヘンプ由来であること」だけでは足りず、実際に日本の法基準1ppmに適合し、輸入・流通できるかどうかがより重要になっています。

その中でCannvitalは、100%ヘンプ由来のCRD原料の提供に成功しており、これが大きな差別化ポイントになっています。しかも、日本国内在庫を持っているため、最短翌日出荷が可能です。

このすぐ動けるという点は、来場者の反応を見ていてもかなり大きかったと感じます。原料はスペックだけでなく、実際に使える状態であることが重要です。どれだけ魅力的な原料でも、法対応や輸入実務が追いついていなければ、日本市場では意味を持ちにくい。そこに対して、Cannvitalはかなり強いポジションを持っていました。

さらに、輸入面ではTrueImportsというCBD輸入認証ツールを活用することで、書類不備なく厚生労働省による輸入許可取得につなげることができました。

今の日本市場では、良い原料を作ることと同じくらい、あるいはそれ以上に、法対応・書類対応・輸入実務対応が重要です。そこまで含めて「ちゃんと日本市場に届けられる状態」になっていることが、今回の出展で強く伝えたかったポイントでした。

今回は着るものも気合い入れようと思い、オリジナルCRD Tシャツを作ってブースに立ってました(笑)


ブースで展示したものと、来場者のリアルな反応

今回のブースでは、CRDに関する資料、会社資料、パネル、ロールアップを中心に展示を行いました。

派手な演出というより、しっかりと原料の特徴や会社の方向性を伝える構成です。だからこそ、興味を持って立ち寄ってくださった方とは、比較的深い話ができた印象があります。

実際に来場者と話していて面白かったのは、Cannvitalに対する第一印象でした。

「ラスベガス」と聞くと、どうしてもカジノやパリピ(パーティーピーポー)の街というイメージを持つ方が多いと思います。実際、来場者の中にも「ラスベガスにCBD製造ラボがあるとは知らなかった」という反応がありました。

たしかにそのイメージの通りで、僕も初めてCannvitalと会話をしたときは同じことを心で思っていました(笑)。でも、そういうギャップがあるからこそ、Cannvitalの存在がより印象的になるのかなと。

それと、会場で特に多かった反応は、次のようなものでした。

  • こんなブロードスペクトラム原料を探していた(CBCやCBTなどのマイナーカンナビノイドが入っているのはレアだから)
  • 国内在庫があるのは助かる

この2つの声は、かなり印象に残っています。つまり市場では、単にスペックが整っているだけでなく、実際に使える原料、すぐに動ける原料、日本で現実的に扱える原料が求められているということだと思います。

一方で、業界のリアルも見えました。CannvitalのCRD原料は、完全なるブロードスペクトラム原料であり、ヘンプから抽出できるTHC以外の成分をほぼ含んでいます。そのため、約6%のCBNを含んでいるのも特徴です。

だからこそ魅力的なのですが、2026年6月1日の施工が予定されているCBN規制の流れを考えると、「こういう良い原料が使いにくくなってしまうのは残念だ」という声もありました。

このあたりは、ブロードスペクトラム推しの僕からすると本当に心から同感です。良いものを作るだけではなく、制度とのバランスを見ながら動いていかなければいけない。日本市場の難しさでもあり、同時に向き合う価値のある課題でもあると思います。


再会、出会い、そして展示会ならではのハプニングも

JIHEの魅力は、製品説明や商談だけではありません。

個人的には、業界仲間と久々に再会できたことがすごく嬉しかったです。やっぱり毎年このイベントを楽しみにしている理由のひとつは、そういう再会があるからだと思います。どこか同窓会のような空気があるんですよね。(まだ同窓会があるような歳じゃないけど笑)

去年会場に来てくれた来場者の方とも再会できたのは、かなり感動しました。一度きりではなく、また会える。そういう積み重なりの中で、この業界にいる意味や、自分の活動の意味を改めて感じさせてもらえます。

また、これからCBD事業に参入したいという方とも話すことができました。そういう方と話していると、「自分に何かできることはないかな」「この人たちの力になれたらいいな」と自然に思います。そしてそのたびに、自分自身も存在意義を再確認させてもらっています。

印象に残った会話としては、まさかの出来事もありました。
会場でなんと、「うちからCBD原料を買わないか」と声をかけられたんです。

いや、こちらも製造ラボ側なんですが!と心の中でしっかりツッコミを入れました(笑)。こういう予想外のやり取りも、展示会ならではの面白さですね。

さらに今回は、ちょっとしたハプニングもありました。実は最初、出展予約が初日分しかできていなかったんです。そこから急遽2日目も追加することになり、2日目はブース位置を移動する流れに。(スタッフの皆さん緊急でもご対応いただきありがとうございました涙)

それと展示用資料がラスベガス本社から届いた荷物の中に入ってなかったり!当日印刷サービスでなんとか間に合ったけど!

華やかな展示会の裏側って、意外とこういうバタバタも多いんです。でも、そういうドタバタも含めて、今振り返るとすごく良い思い出です。


JIHE 2025を通じて改めて感じた710 Networkの役割

今回のJIHE出展を通じて、改めて強く感じたことがあります。

それは、710 Networkの役割は、単に原料を紹介することだけではないということです。

もちろん、原料やテルペンを届けることは大切です。ただ、それだけではなく、日本市場に合った形で海外の優れた原料や技術をつなぐこと、そしてこれからCBD事業やヘンプ事業に挑戦したい人の相談相手になることも、僕たちの大事な役割だと思っています。

展示会では、製品そのものへの興味だけでなく、

  • どうやって輸入すればいいのか
  • どんな原料を選べばいいのか
  • 日本で展開するなら何に気をつけるべきか

といった相談につながる話も多くありました。

だからこそ710 Networkは、原料販売だけではなく、実務・法対応・市場理解まで含めてサポートできる存在でありたいと思っています。

JIHEは毎年楽しいイベントですが、今年は特に、その気持ちを改めて強く確認できた2日間でした。


原料・テルペン・CBD事業のご相談はお気軽にどうぞ

710 Networkでは、原料やテルペンに関するご相談を受け付けています。

また、CBD事業に関することなら、原料に直接関係しない内容でも大歓迎です。

  • これから事業を始めたい
  • 日本基準に対応した原料を探している
  • 輸入や書類まわりも含めて相談したい
  • 海外原料メーカーとのつなぎ役を探している

そんな方は、まず一度お気軽にご連絡ください。

僕たちは、まずはお話しするところから始めたいと思っています。遠慮はいりません。むしろ、こういうご相談こそ大歓迎です。

JIHE 2025でお会いできた皆さま、ありがとうございました。
そしてスタッフ・運営の皆さま、今年も無事に展示会を終えることができたのは皆さまのお力のおかげです。毎年感謝の気持ちでたくさんですが、この気持ちをしっかりといつもお伝えできておりますでしょうか。

また来年も、会場で元気に再会できるのを楽しみにしています!!