どうも、710 Network代表の鈴木トムです!
先日、ASAラジオに出演させていただきました。
初ラジオ出演でしたがとっても楽しかったです〜!
主催のCANNABIS INSIGHT 赤木 孝臣さんとKCAラボジャパン 天野 開翔さんとの共演でした!
収録の中ではいろいろなお話をしたのですが、710 Networkの記事として今回は、僕が今取り組んでいる原料事業のことに絞って振り返ってみようと思います。
なぜ自分が原料を扱うようになったのか。
なぜ海外ラボとのやり取りに意味があると思っているのか。
そして、今回のラジオでも話題に上がったCRDについて、自分なりに少し補足したいです。
僕が原料事業に入った理由
僕はもともと海外で生活していた時期が長く、日本に帰ってくるまで、いろいろな国の空気に触れてきました。
元々はパソコン1つでどこでも働けるフリーランスをしていて、わりかし自由な10代を過ごしていました。
ただ、一生フリーランスとして働きたいかと言うとそうではなく、自分が興味のあることを仕事にしたいと昔から思っていました。
そこで目をつけたのはカンナビノイド市場。
10代は海外で過ごしていたこともあり、現地では珍しいというよりもすでに確立された市場で、多くの日常生活に溶け込んでいる印象でした。
そこで、日本の市場と海外の市場を比べたとき、マーケットの成長感も、ユーザーの温度感もかなり違うということに気づきました。
特に感じていたのは、海外ではすでに当たり前のように流通している原料や理解が、日本ではまだ十分に共有されていないことです。
これは解決する価値のある課題なのではないか、と閃いた当時のことを今も忘れません。
そこをチャンスだと思い、自分が参入する余地があると確信しました!
ただ輸入するだけではなく、海外のラボやメーカーとやり取りをしながら、日本で必要とされる形に整理して届けること。
同時に信頼を築き上げること、僕はそこに仕事としての意味を感じています!
英語だけでは足りないし、知識だけでも足りない
この仕事をしていて強く感じるのは、英語ができるだけでは全然足りないということです。
海外ラボと話すときは、単なる会話ではなく、製造方法、成分、検査、規格、用途、流通のことまで理解していないと、話が噛み合いません。
逆に、原料の知識だけあっても、相手の意図やニュアンスを汲み取れなければ、いい形で仕事にはつながりません。
だからこそ、この分野では言葉と専門知識の両方が大事だと思っています。
僕自身、この業界に入ってから、成分や製造工程の話をただ表面だけで理解するのではなく、実務として話せるレベルまで落とし込むことを意識してきました。
原料の仕事って基本的に裏方作業が多いのですが、表には見えないここの部分が曖昧だと全部が曖昧になる。
製品も、信頼も、結局は原料理解の深さにかなり左右されると思っています。
原料の仕事は、見えない部分がいちばん大事
原料って、完成品みたいに見た目でわかりやすい魅力が出るものではありません。
だからこそ、見えない部分が本当に大事です。
どういう原料なのか。
どういう工程で作られているのか。
どういう成分構成なのか。
どういう配合で使うべきなのか。
こういう部分は、表面だけ見てもなかなかわかりません。
でも、実際に事業として扱うなら、そこを理解せずに進めるのはかなり危ないと思っています。
僕が原料事業をやっていて面白いと感じるのも、まさにこの部分です。
表からは見えにくいけれど、実はそこがいちばん重要。
そして、その理解があるかないかで、取引の質もかなり変わります。
710 Networkでは創業以来、原料をただ並べるのではなく、その原料がどういう位置づけのものなのかまで含めて伝えることを大事にしています。
CRDの話ができたのはよかった
今回のASAラジオでは、CRD(結晶化しない液体CBD原料)についても話題に上がりました。
この言葉は、原料に関わっている人にとっては馴染みがあると思いますが、一般の方からするとまだわかりにくい部分もあると思います。
ただ、製品設計や原料選定を考えるうえでは、かなり重要なテーマのひとつです。
自分としては、こういう話をラジオの場でできたのはよかったなと思っています。
というのも、一部の事業者はヘンプ由来のCRDは存在しせず、PG/VGなどの割材が必ず入っているという誤った考えを持っていたからです。
ここの誤解を僕の口からしっかりと訂正できたので、国内事業者の今後のCRDに対する考え方が変わってくれたら良いなと思います!
原料の話は、どうしても専門的になりやすいですし、聞き慣れない言葉も多いです。
でも、本当は事業者全員がこういったことを知っておくべきだと思っています!
完成品の魅力はもちろん大事ですが、その前段階にある原料のことを理解していないと、結局どこかで話のすれ違いが起こります。
事業者側の立場として、CRDも、単なる用語として知るだけではなく、どういう原料で、どう製造されているかまで含めて見ていく必要があると感じています。
CRDは“作る”というより“洗浄していく”感覚に近い
実際、皆さんの手元にあるCBD原料の原型は「クルードオイル」と呼ばれる生の麻抽出物です。
この中にはCBDなどのカンナビノイド、麻由来化合物、不純物、糖分など、植物から摂れる成分が全て含まれています。
これをそのまま製品に使用することは現実的でなく、不要な物質を浄化して、残った純粋なカンナビノイドのみを残すという作業が行われています。
つまり、CRD自体も何かを無理やり組み合わせてできた原料ではなく、ヘンプから抽出した成分を精製していく過程で生まれる、自然由来のカンナビノイド原料のひとつです。
ここで大事なのは、CRDはCBDアイソレートのように単一成分だけを極限まで取り出した原料とは違い、複数のカンナビノイドを含んだブロードスペクトラム状態をある程度保ちながら、不純物をしっかり取り除いて整えられた原料だという点です。
そのため、
「CBDだけの原料では物足りない」
「できるだけヘンプ由来成分の広がりを残したい」
「ただし、そのままの粗い抽出物では扱いづらい」
という場面で、CRDは非常にバランスの良い選択肢になります。
要するにCRDとは、クルードオイルほど粗くなく、アイソレートほど単一でもない、その中間にある実用性の高い原料です。
この立ち位置を理解すると、なぜCRDが原料業界で注目されているのかがかなり見えやすくなると思います。
(簡単に説明するとリキッド制作時に結晶化しないこと、そして強いアントラージュ効果が期待できる)
日本では、原料をどう扱うかまで考えないと意味がない
原料について考えるとき、自分がいつも意識しているのは、その原料が日本市場の中で現実的に扱えるかどうかです。
どれだけ品質の良い原料でも、そもそものコストが高かったり、成分検査時に不合格であれば、事業としては成立しません。
原料は、知識として知っているだけでは不十分です。
実際には、どう食品輸入するのか、国内でどう適切に保管するのか、今お客様にとって必要なものまでしっかりと考えないといけません。
一般のECと違って、ただ商品を横流しにすることでは売れないからこそ、一段とやりがいがあると僕は思っています!
これからも、原料の話をもっとわかりやすく発信していきたい
今回ASAラジオに出演して、原料の話はもっとわかりやすく外に向けて伝えていく必要があると改めて感じました。
業界の中では当たり前の言葉でも、外から見るとかなりわかりにくいものが多いです。実際、一緒に働いてくれる方も最初は用語の理解に苦労されますし、自分自身もこの業界に入ったばかりの頃は同じでした。
710 Networkではこれからも、原料そのものだけでなく、製造ラボの裏側や原料の考え方、最新の情勢まで含めて、できるだけわかりやすく発信していきたいと思っています。
まとめ
ASAラジオでは、自分がなぜ原料事業に取り組んでいるのか、そしてCRDのような原料をどう見ているのかについて、あらためて言葉にすることができました。
普段は実務の中で考えていることでも、こうして人に伝える形にすると、自分の中でも整理される部分があります。
原料の仕事は目立つものではありませんが、製品や事業の土台になる大事な部分です。
これからも710 Networkでは、原料そのものだけでなく、その背景や考え方まで含めて伝えていきたいと思っています。
ASAラジオ本編も、気になる方はぜひチェックしてみてください。
